(27)スリランカ仏教伝来の聖地ミヒンタレーを訪ねて~聖地の名にふさわしい神話的な世界に感動!
聖地ミヒンタレーはスリランカ仏教伝来の地とされています。目の前に広がるジャングルの中にぽつんと立つ岩山。この岩の存在感たるや!私もこの景色を見て感動しました。なんと神話的な世界でしょう。スリランカ仏教の始まりという神話的場面がこれほど似合う場所はありません!個人的にスリランカのベストスポットの一つです。
聖地ミヒンタレーはスリランカ仏教伝来の地とされています。目の前に広がるジャングルの中にぽつんと立つ岩山。この岩の存在感たるや!私もこの景色を見て感動しました。なんと神話的な世界でしょう。スリランカ仏教の始まりという神話的場面がこれほど似合う場所はありません!個人的にスリランカのベストスポットの一つです。
これから私が向かうのはサッセールワ大仏とアウカナ大仏という、知る人ぞ知るスリランカの傑作仏像です。
これらの大仏はミヒンタレーやアヌラーダプラなどの主要聖地から離れたジャングルの中にあり、普通の観光客はなかなまず立ち寄りません。ですが、私はスリランカの仏教芸術をぜひ自分の目で見てみたかったのでした。
この記事ではスリランカの気候についてお話ししていきます。
熱帯の南国スリランカには大きく分けて二つの気候帯があります。雨量の多いウエットゾーンと雨の少ないドライゾーンがこの小さな島国に存在し、これがスリランカの歴史に大きな影響を与えました。そしてこの気候と宗教の関係についてもこの記事では考えていきます。
10月末から始まったインドの旅も無事終了。カジュラーホー、サーンチー、ムンバイ、アジャンタ、エローラを巡った私は次なる目的地スリランカへ向かいました。
スリランカは私にとって、「自分自身の仏教」を考える上で非常に重要な意義を持つ存在です。これからの記事もぜひご期待ください。
彫刻はエローラ。絵画はアジャンタ。これで決まりです。
インド仏教芸術の極致を味わうならぜひこの二つをセットで見ることをおすすめします。
アジャンタも実に素晴らしい場所でした。あの蓮華手菩薩の指先は忘れることができません。指先と指先が触れるあの究極の一点・・・!あれは奇跡です。まごうことなき奇跡でした。
仏教とヒンドゥー教の世界観、人間観の違いがこれでもかと感じられるのがここエローラです。
カイラーサナータ寺院はまさにエネルギーの爆発です。ここに来ればヒンドゥー教のエネルギー、莫大な質量を全身で感じることができます。
ここエローラ石窟群はインドのベストのひとつであることは間違いありません。
エローラ第10窟の仏教石窟。
堂内に入った瞬間、ビリビリビリっと来ました!本当に来たのです!体に電流が走るとよく言うものですがまさにその通りでした。
この衝撃は生涯忘れることはないでしょう。私はこれまで様々な遺跡や芸術作品と出会ってきましたが間違いなくこれはその最高峰に位置しています。
ムンバイの巨大な洗濯場として知られるドービーガート。
私はこのドービーガートを眺めながらある感慨に耽っていました。
「ついにここまでやって来たのだ・・・」と。
私にとってここは単なる洗濯場ではありません。ここは伊藤計劃さんの小説『虐殺器官』の舞台ともなった、いわば聖地なのです。
【インド・スリランカ紀行】(19)人口の40%がスラムの住人⁉ムンバイの高層ビルとダーラヴィーのスラム街~インドの超格差社会について考える エレファンタ島のシヴァ神像の興奮が冷めやらぬまま、私はインドの西海…
エレファンタ石窟はムンバイ湾内にあるエレファンタ島にあるヒンドゥー教遺跡。
ここのシヴァ神の三面像はインドを代表する傑作として名高い。アジャンタ、エローラに向かう前にぜひ私もこの像にお会いしたい。というわけで私はムンバイから船でエレファンタ島へ向かったのでした。